近代ゴリラ=インテリジェントゲリラ(理想)
 
 国総合格、司法試験合格 → 自営。

読書感想文

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【読書感想文】日本国憲法

日本国憲法 曽我部真裕 放送大学教育振興会 令和8年 京大大学院の曽我部教授による、放送大学教材である。 「憲法の基礎理論というよりは、現実社会の問題を憲法の観点から分析することに関心をもってきた」(3頁)という曽我部教授のスタンスのとおり、本書…

【読書感想文】心と体が整う最強のファスティング

シリコンバレー式 心と体が整う最強のファスティング デイヴ・アスプリー CCCメディアハウス 令和4年 本書は、食事に関するファスティングを主軸としながらも、ドーパミンファスティング(354頁)、使用する言葉に関するファスティング(383頁)など、食…

【読書感想文】インテリジェンスの基礎理論

インテリジェンスの基礎理論 小林良樹 講談社学術文庫 令和7年 同著者の『なぜ、インテリジェンスは必要なのか』のダイジェスト版とも言える本である。 本書は、令和7年の刊行と新しく、文庫で手軽に入手できるため、日本人の著者によるインテリジェンスの入…

【読書感想文】なぜ、インテリジェンスは必要なのか

なぜ、インテリジェンスは必要なのか小林良樹慶應義塾大学出版会令和3年 なぜ、インテリジェンスは必要なのか 小林良樹 慶應義塾大学出版会 令和3年 本書は、書名からは分かりづらいものの、「インテリジェンスに関する学術理論の全体像を可能な限り分かりや…

【読書感想文】ポップス歌手の耐えられない軽さ

ポップス歌手の耐えられない軽さ 桑田佳祐 文藝春秋 令和3年 週刊文春の連載をベースとした桑田佳祐の概説的自伝の性質を帯びているエッセイである。 一人称は「アタシ」であり、コンセプトは「頭もアソコも元気なうちに、言いたいことを言っておきたい!」…

【読書感想文】やっぱり、ただの歌詩じゃねえか、こんなもん

桑田佳祐言の葉大全集 やっぱりただの歌詩じゃねえか、こんなもん 桑田佳祐 新潮社 平成24年 本書は、桑田佳祐のソロ名義の歌詞を集め、楽曲が作られた当時の背景を紹介し、一部の歌詞についてはコメントを付したものである。 まえがきで、歌詞に対するスタ…

【読書感想文】ヌルに帰納する物語

落合陽一×日下部民藝館 作品集 2021-2025 ヌルに帰納する物語:偏在する民藝、交錯する計算機自然 落合陽一 扶桑社 令和7年 落合陽一氏によるデジタルとアナログ(民藝)が交錯する作品群の紹介である。 私にはこれらの芸術作品の真価を理解できる素養はない…

【読書感想文】歴史学者という病

歴史学者という病本郷和人講談社現代新書令和4年 本書の帯には、「ぜんぶ、言っちゃうね」と記されている。 そして、「ぜんぶ、言っちゃ」いそうな構えの写真が添えられている。 これらは、あたかも暴露本のようなイメージを植え付け、このインパクトが購入…

【読書感想文】インテリジェンス人生相談 復興編

インテリジェンス人生相談 復興編 佐藤優 扶桑社 平成23年 佐藤優氏の人生相談シリーズの3冊目である。 前二作の赤と黒(この配色はスタンダールを意識したらしい)は学生時代に読んだ。 少し後に出た本書は読んでいなかった。 毎度のことながら、タイトル…

【読書感想文】国家の自縛

国家の自縛 佐藤優著、聞き手斎藤勉 扶桑社文庫 平成22年 本書の出版時期、タイトルから、『国家の罠』の二番煎じのような位置づけと思い、本書を手に取ることがなかった。 これは、偏見であった。 本書には、作家の佐藤優の原点がすべてつまっている。 なぜ…

【読書感想文】獄中記

獄中記 佐藤優 岩波文庫 平成21年 本書(未定稿)の内容は、後の書籍で、より洗練された論稿として結実していると思っていた。 そのため、これまで、本書を手に取ることはなかった。 しかし、勾留中における筆致は、語弊があるかもしれないが、思った以上に…

【読書感想文】功利主義者の読書術

功利主義者の読書術佐藤優新潮文庫平成24年 再読である。 学生時代から通算して3~4回目の通読と思う。 これまでは単行本版を読んでいたが、新たな後書も読んでみたいと思い、文庫版を読んでみた。 本書を読むと、知識によって世界を読み解く力が与えられ…

【読書感想文】革命の顛末

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である中島聡文響社平成28年 私が本書読んだのは随分前だったが、最近再読した。 正確には「再聴」である。 Audible で本書を聴いた。 以前、「読書に革命が起こった」などと熱っぽく語っていた。 g…

【読書感想文】フツーのプロレスラーだった僕がKOで大学非常勤講師になるまで

フツーのプロレスラーだった僕がKOで大学非常勤講師になるまでケンドー・カシン徳間書店平成29年 私は、プロレスは全く分からないが、MMAが関わる部分は興味深く読めた。特に興味深かったのは、桜庭に関する以下の記載である。 桜庭くんはすごいね、特…

【読書感想文】筋トレは人生を変える哲学だ

ボディビル世界チャンピオンが伝授する筋トレは人生を変える哲学だ山岸秀匡KADOKAWA令和4年 本書では、「情報よりも実感」という観点が強調されている。 「王者の経験談より、自分の感覚」との項目では、以下のとおり述べられている。 だから、まずは自分で…

【読書感想文】ジュラシック木澤式 超筋肥大トレーニング

動画(QRコード)でわかる! ジュラシック木澤式 超筋肥大トレーニング木澤大祐ベースボールマガジン社令和6年 本書の表紙には、「おい! SNS上のその情報、ホントに信じて大丈夫か?」との注意喚起がある。 本書の中で、木澤氏は、当該注意喚起の意図を以下…

【読書感想文】債権回収の手引

<新金融実務手引選書>債権回収の手引佐々木宏之一般財団法人金融財政事情研究会令和7年 本書の著者は、北海道銀行融資部の所属である。 債権回収に関連する制度、法律の一般的な解説をする部分以外の、踏み込んだ記載が意外に面白い。 一般書としても通用…

【読書感想文】日本社会のしくみ

日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学小熊英二講談社現代新書令和元年 現存する制度も、その起源や経過を検証すると、現時点においては合理性を維持できないことがあり得る。 それにとどまらず、制度の成立時点の合理性すらない場合もあり得る。 …

【読書感想文】河北秀也のデザイン原論

河北秀也のデザイン原論 Principles of Design Theory Hideya Kawakita 新曜社 平成元年 本書が論じる対象は、狭義のデザインを超えて、文明論まで及んでいる。 特に、第3章の「デザインとは何か」で示される感覚、思考は、斬新である。 本来の「きき酒」を…

【読書感想文】 「最高のビジネス人脈」が作れる食事の戦略

「最高のビジネス人脈」が作れる食事の戦略 古河久人 東洋経済新報社 令和6年 本書の内容は、タイトルの「戦略」という文言から受ける印象ほど大それたものではない。 本書で説かれている内容は、結局は、人とのつながり・コミュニケーション論である。 それ…

【読書感想文】インテリジェンス人間論

インテリジェンス人間論 佐藤優 新潮文庫 平成22年 学生時代に読んだ本の再読である。 佐藤優氏による人物伝、人物評である。 そのため、性質上、佐藤氏が直接関わった人物に関する考察が特に面白い。 なお、タイトルにある「インテリジェンス」は御愛嬌であ…

【読書感想文】ここ数年で屈指の啓蒙書

シン読解力 学力と人生を決めるもうひとつの読み方 新井紀子 東洋経済新報社 令和7年 ここ数年で読んだ啓蒙書の中でも屈指の面白さである。 本書は、AIの可能性と限界を探る「ロボットは東大に入れるか」というプロジェクトを率いた新井教授が、前置きとして…

【読書感想文】現代日本人の法意識

現代日本人の法意識 瀬木比呂志 講談社現代新書 令和6年 本書は、「日本人に根付いている『日本人特有の法意識』をテーマと」し、「特にその現代的な様相を明らかとすることに焦点を当て」る(4頁)。 当然のことながら、本書のタイトルは、川島武宜博士の著…

【読書感想文】法概念の相対化。そして、創造性・アイディアの源泉について。

キーコンセプト法学史 ローマ法・学識法から西洋法制史を拓く 小川浩三・松本尚子・宮坂渉編著 ミネルヴァ書房 令和6年 「本書は、具体的な法制度や法準則の歴史的な展開を論ずるものである。」(はしがきⅰ) 本書は、法概念を歴史を遡って分析するため、実…

【読書感想文】The Blue Day Book

The Blue Day Book ブルーデイブック 誰でも落ち込む日がある。 ブラッドリー・トレバー・グリーヴ著 石田享訳 竹書房 平成12年 前半は、落ち込んでいるように見える動物の写真とコメントが収録され、後半は前向きになるような動物の写真とコメントが収録さ…

【読書感想文】廣松渉の読書

本記事は、廣松渉の読書に関して、個人的な備忘を記すものである。 廣松渉の速読に関しては、以下の記述がある。 ・・・言語形象そのものが、いうなれば、’’外延’’的に機能し、いわばそこにおいて’’本質直観’’のおこなわれる実的与件として機能しうるのである(…

【読書感想文】原始人健康学

原始人健康学 家畜化した日本人への提言 藤田紘一郎 新潮選書 平成9年 以前紹介した GO WILD と同系統の匂いがした本書を手にとってみた。 gorillamodernism.hatenablog.com 本書は、清潔(と思われてる状態)が健康とは限らないことなどを提言する。 インド…

【読書感想文】三島由紀夫 憂国と情念

三島由紀夫 憂国と情念三島由紀夫研究会編並木書房令和6年 三島由紀夫生誕百年に合わせて三島由紀夫研究会から出された書籍である。 同書のうち、三島由紀夫のボディビルの指導をしていた玉利齋氏の「三島由紀夫さんの想い出」(122~125頁)を取り上げたい…

【読書感想文】GO WILD 野生の体を取り戻せ!

GO WILD FREE YOUR BODY AND MIND FROM THE AFFLICTIONS OF CIVILIZATIONGO WILD 野生の体を取り戻せ!科学が教える、トレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネスジョンJ.レイティ/リチャード・マニング著野中香方子訳NHK出版平成26年 数年前に読ん…

【読書感想文】ほっとする禅語70

" data-en-clipboard="true">ほっとする禅語70 " data-en-clipboard="true">渡會正純、石飛博光 著 二玄社 平成15年 禅語が書家の書と共に紹介される。 単なる知識の紹介だけでなく、書が添えられ、生き生きとした禅語が立ち現れる。 凝り固まった考えに毒…