読書
忘れる読書落合陽一PHP新書令和4年 本書は、「読書をもとにいかに考えるか」の模範演技といった趣である。 読書の具体的技術の紹介という色合いは、薄い。 テクノロジー強者である落合氏が、論文から最新の情報を仕入れることと並行して、古典的書籍の読書に…
戦略読書 三谷宏治 ダイヤモンド社 2015年 『戦略読書』と題する本書を手に取る読者の関心は、読書により効率的に情報を取り込む方法論を知ることにあると思われる。 この読者の関心に応えるように、本書では、以下の等式を念頭に、一定の読書戦略が示される…
雪ぐ人 「冤罪弁護士」今村核の挑戦佐々木健一新潮文庫令和3年 職人の生き様である。 なぜ、冤罪の刑事弁護を主たる仕事とするのか。 今村弁護士は、「私が生きている理由、そのものです」と答えた(18頁)。 「だから、単に可哀想な人とかね、そんな風には…
鈴木邦男の読書術 言論派「右」翼の原点鈴木邦男彩流社平成22年 1 概要 読書術とあるが、本書の多くは、読書に関係のあるエッセイで構成されている。 完全にタイトル通りの内容は第4章のみである。 2 感想 本書で特に印象的な内容は、鈴木邦男氏が、複数…
ぼくが読んだ面白い本・ダメな本そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術 立花隆 文春文庫 2003年 1 概要 以前紹介した立花氏の著作は、「読書論」を論じるものであった。 gorillamodernism.hatenablog.com 今回紹介するのは、「読書術」つまり、具体的な…
読書家の新技術 呉智英 朝日文庫 1987年 1 概要 呉氏の初期の著作である。 タイトルのとおり読書に関する技術を紹介する。 第1部知の篇では読書や知について総論的な解説をする。 第2部技術篇では具体的なノウハウを解説する。 第3部ガイド篇はブッ…
ぼくはこんな本を読んできた 立花式読書論、読書術、書斎論 立花隆 文春文庫 1999年 1 概要 立花隆の、知的生産に対する態度、読書論、読書術、仕事場について、読書遍歴、現在進行形(当時)の書評等が収録されている。 本書のサブタイトルに関連する…
「知的蛮人」になるための本棚 佐藤優 PHP文庫 2014年 「知的野蛮人」になるための本棚 (PHP文庫) 作者: 佐藤優 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2014/05/02 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4件) を見る 「知的野蛮人」・・・これは、私の目指す…