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本講演では、法律における理屈と人情は、法律における一般的確実性と具体的妥当性と言い換えられている。
この用語法の紹介のみで一定の法律知識がある者は、だいたいの内容が想像できるものと思う。
本講演は、碩学ゆえ、また、古風な文体(口語体)ゆえにどこか味がある(私は、箱付きの旧版を購入したため、媒体が「味」を助長している側面もある。)。
法学入門(雰囲気篇)としておすすめできる一冊である。
なお、本書には、我妻博士の写真が収められている。
同写真から受ける我妻博士は、私が想定していたより勢いがあり、エネルギッシュだった。
この写真は是非確認してみてほしい。