1 はじめに
2 近代ゴリラの典拠
3 近代ゴリラ上等
1 はじめに
本ブログのタイトルにある「近代ゴリラ」の意味内容を示さずにここまで来てしまった。
そこで、今さら感はあるものの、「近代ゴリラ」という表現について説明をする次第である。
2 近代ゴリラの典拠
私はこの風刺画の存在は以前から把握していたが、その典拠は不明なままであった。
上記風刺画は『世界画報』という雑誌に収録されているということだった。
恥ずかしながら、私は、この雑誌の存在すら知らなかった。
軽く検索してみると、どうも現在では入手困難であることが分かった。
3 近代ゴリラ上等
さて、上述の通り、「近代ゴリラ」とは、本来、三島由紀夫を揶揄するために用いられたマイナスイメージの表現である。
では、何故私はそのような表現をブログのタイトルに採用したのか。
結論としては、私は、近代ゴリラ上等と考えるからである。
どういうことかというと、「近代ゴリラ」という表現は私が目指すべき境地(精神と肉体の調和)を的確に言語化しているように思えるわけである。
言葉は、外部に放たれた時からコンテクストの束縛から脱却し、多様な意味合いで読み取られ得る対象となる。
「近代ゴリラ」という表現も、三島由紀夫を揶揄するという文脈から離れたところで私の感性と共鳴したわけである。
私は、「近代ゴリラ」という表現を気に入っている。
ただ、それだけである。